JCワグナーとSyd Segalの独特なカードマジックが7種類解説されています。
いつでも演じられる手順とセットが必要な手順がありますが、セットが必要なものは その手間に対して余りあるほどに強烈な現象を見せることができます。
Final Closer:
二人の観客によってしっかりと混ぜられたデックの中から4枚のAが魔法のように見つけられます。
さらにカードを混ぜますが、再び4枚のエースが現れます。
そして、それに呼応するかのように今度は4枚のキングが現れます。
さらに、最後にはすべてのカードがスートごとに綺麗に分かれるのです。
A Ligical Lesson:
マジシャン8枚のカードをデッから取り出します。 その表は4枚の3と4枚の7です。
マジシャンは観客に「3と7を足すといくつになりますか?」と聞きます。 観客は10と答えるでしょう。
マジシャンがカードを広げると、先程まで8枚しかなかったカードが、 10枚になっているのです。
そこから二枚のカードを抜いてデックに戻し、再び観客に「10引く2は?」と聞きます。
観客が8と答えた直後、マジシャンはカードを一枚ずつ表返して置いていきます。 それはなんと、クローバーの1から8のカードに変っており、さらに順番通りに並んでいるのです。
さらにさらに、先ほど取り除いた二枚のカードがクローバーの9と10に変わっているのです。
Even more four on the Floor:
観客にカードを一枚選んでもらい、覚えてもらったらデックに戻して混ぜます。
マジシャンはデックを表向きに広げて4枚のカードを抜き出して残りのデックをテーブルの端に置きます。 このデックはこの後一切触りません。
4枚のカードのうち、一枚を表返して揃え、軽くパケットを振ると全てのカードが表返ります。
続いて表向きの2枚のカードの間に裏向きにしたカードを二枚挟みます。
それを揃えた後パケット全体を裏返します。 本来であれば「裏・表・表・裏」の順になっているはずですが、パケットを開くと4枚とも裏向きになっているのです。 最後にトップカードを表返します。 そして指を鳴らすと全てのカードは再び表返っているのです。
4枚のカードを一枚ずつ示しながら床に落としていき、「そういえば、あなたのカードはこの4枚の中にありましたか?」と聞きます。 観客はNoと答えます。
観客に、床に投げ出した4枚の中から好きな一枚を足で踏んでもらうように言います。
観客が選んだカードを表返すと、それが観客の選んだカードに変化しているのです。
35ページ、全7手順を収録
※スペリングのトリックもありますが、日本語で演じることができるように変更してあります
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