既存のいろいろなギミックをとても賢く使った手順満載です。
-Calzaghe’s Opener- 観客にデックをしっかりと混ぜてもらった後、デックを表向きに広げて行き、一枚を見て覚えてもらいます。 デックを揃えて観客に覚えたカードを聞くのと同時にそのカードが出現します。
続いて観客のカードにサインをしてもらいます。 ペンのインクを乾かすためにカードに息を吹きかけてもらった瞬間、カードは他のカードに変わり、 消えたカードは財布の中から現れます。
さらに、残ったデックに観客のカードを戻し、デックを観客に両手でしっかりと持ってもらいます。 そこから観客のサインカードを抜き取り、残りを消すと言いますが、観客の手の中にはデックが残ったままです。 しかし、手をあけてもらうと、デックは透明な塊になっているのです。
一連の手順がとても効率的な動きの連携で、実用的な手順構成となっています。
最初に手順の大まかな流れを、後から目で見て覚えてもらうフォースの方法など、細かい解説がされています。
-Final Destination- コインマジックは、スリーフライの最後の一枚がゆっくりと空中を移動するというかなり強烈なものです。 準備は大変ですが、道具を作ってやるだけの価値はある現象です。
-Mental Mullica- そしてマリカタイプワレットを使った予言のマジックです。 これは同種のワレットの新たな使い方となるでしょう。
-Mint- シートタイプのミント(口臭予防のやつ)を観客と一緒に一枚ずつ食べた後ケースをテーブルに置きます。 観客にカードを一枚見て覚えてもらいます。 デックを再び広げて見ますが、観客が覚えてカードはそこにはありません。 消えたカードはテーブルに置いてあったミントのケースの中に折りたたまれて入っているのです。 これはマインドパワーデックの賢い使い方です。
-Mullica’s Nightmare- マリカタイプワレットを使ったコメディータッチのカードトリック。 マジシャンは夢で見た一枚のカードに悩まされ続けます。
−The Big Finish Card Trick- 周りにいる観客全員にカードを一枚ずつ引いてもらい、全員にサインをしてもらいます(DVDでは8人ですが、 10人まで対応可能)。 それをデックの中にバラバラの位置に戻します。 デックをしっかりと混ぜた後、一人目の観客のカードは財布の中から、二人目のカードはデックケースの下から、 三人目のカードはデックから飛び出し、4から7人までのカードは空中から次々と出現します。 このプロダクションは使えます。 そして最後の一枚は。。。 これはDVDを見てのお楽しみです。 ラストは笑えます。
人数が多いときはデックケースの中からも出現したります。
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