故トミーワンダー氏の名作はVisions of WONDERにほぼ全て収録されているのですが、私が好きなデックが小さくなってカードケースに入る「スクイーズ」は
何故か収録されていませんでした。
そして、それが収録されていた唯一のビデオも販売を終了し、二冊セットの本でしか見ることができなくなったと思っていましたが、ついにDVDが出ました。
何よりも気に入ったのが、氏が演技の中の動作の理由を細かく解説しているところです。
これは単に手順をマスターする以上に価値があるでしょう。
例えば、カードケースとカードが目まぐるしく入れ替わるCard Caseの演技で二種類の見せ方を演じており、同じ手順でも演じ方ひとつでまったく異なるマジックのように見えることを教えてくれます。
シュリンク&スクイーズ:
私銀次郎が気に入って長年やり続けているオープニングトリックです。
マジシャンはポーカーサイズのカードをケースから出しますが、そのカードを
スプレッドすると。。。なんと、ケースがミニサイズになります!
そして、いくつかマジックをやった後、カードをケースに戻そうとするのですが
もちろんケースが小さいので入りません。
しかし、次の瞬間カードがジョウゴのように流線型にすぼみ、ケースの中に半分だけ入ります。
そして、最後にはカードがすべてミニケースの中に入ってしまうのです!
ここでは、氏のデックスイッチの方法とその動作の理由やタイミングも詳しく解説
しています。
リストアカード:
1枚のカードを四つに破り、何のカバーもなく破片を繋ぎ合わせていきます。
ここでは、ポケットに物を仕舞うという何でも無い動作の注意点なども解説しています。
ライタ−toマッチ:
ガスが切れたライターが、一瞬にしてマッチに変化します。
リング・ウォッチ&ワレット:
指輪とお札、腕時計を封筒に入れますが、一瞬にして消え、元の位置に戻ります。
ここでは、この手順をオープニングに演じる理由も解説しています。
トリック以外の重要部分を惜しみなく解説しているオススメの一本です。
※日本語字幕版はAmazonでお求めいただけます。 |