マスターマインドデックは平田旭人氏とChristopherKenworthey氏によって生み出されたギミックです。 以前にブリッジサイズの変なカードで販売されていましたが、今回、この名作がバイシクル(赤バック)で 製作されました。
解説されている二つの手順はどちらも強烈なもので、ギミックデックを使うに十分なインパクトをもたらします。
1:Master Mind あなたは完全に封がされた封筒を観客に手渡します。 イベント会場に郵送しておいても構いません。 封筒には仕掛けはありません。 そして、あなたはその中に青いカードが一枚入っていると説明します。
一組のデックを取り出し、広げてバラバラのカードであることを示します。 そしてそれを混ぜた後、カードを裏向きで先ほどと同じようにテーブルにスプレッドし、その状態で観客に 一枚のカードを選んでもらいます。 どう見てもフォースができる状態ではありません。 しかし、その選んだカードと予言のカードが一致するのです。
2:Any card at Any number デックを混ぜてから表向きにスプレッドし、バラバラであることを確認した後、裏向きにスプレッドします。 そこから一枚自由にカードを選んで覚えてもらったら、今度はそのカードを好きなところに差し込んでもらい、 デックを混ぜてテーブルに置きます。
そうしたら、マジシャンは観客に1から52の間で好きな数字を聞きます。 観客が数字を言ったら両手に何も無いことを示し、怪しいことができないよう、デックはテーブルに置いた状態で カードを上から順に1枚ずつ数えながら配って行きます。 そして観客が言った枚数目のカードをめくると、それが最初に観客が自由に引いたカードなのです。
特徴: ・フォース(スペリングや心理学的な物なども含む)は一切使いません ・ラフ加工はありません(観客に混ぜさせることも可能) ・ショートカードやシックカードはありません ・52枚だけで余分なカードは使いません ・スタックやシステムではありません(記憶やフォールスカットは不要) ・ヒンバーワレットや仕掛けのある封筒等で予言をコントロールするのではありません ・予言のカードは何週間も前に郵送しておくことが可能です ・難しい技法は要りません
是非レギュラーデックの演技の後に、デックスイッチをしてこの演技を行ってください。 デックスイッチが苦手な方はデックスイッチャーという手もあります。 それだけの効果があるトリックです。
解説書が簡素で、部分的に現象の良さを消してしまうような部分もあったので、そのへんを改良した銀次郎の 補足説明もたっぷりと追記しました。
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