マジシャン必読の書
鍵は小さいかもしれませんが、その小さな鍵で開けられるのは大きな扉なのです。
―ネヴィル・マスケリン(1863-1924)
ランス・バートンをはじめ多くのマジシャンが絶賛する名著『Our Magic’(アワーマジック)』(1911年)待望の新訳!
マジックは芸術なのか、観客相手にどう披露すればいいのか、ミスディレクションとは何か、演技はどう構成すればいいのか、マジックの種は重要なのか、そしてオリジナルを持つ意味とは何かなど、現代に通じるあらゆるテーマをマスケリンが丁寧に考えていきます。
読めば読むほど新たな発見がある、現場プロのみならずマジック愛好家にも必読の一冊です。
発行された年代が古いからといって内容も古臭い物と思ったら大間違い。
その証拠に、2004年に加藤英夫氏が訳したものを読んだマリック氏が「これはマジシャンなら絶対に読むべきだ」と限定500部ですがハードカバーで製本して発売されています。
その内容はとても興味深く「マジシャンとはどういうもので、どうあるべきか」といった基礎の基礎から書かれていました。
今回の新訳版はゼロから訳を見直したうえに、未訳だった部分も翻訳されていますので、加藤英夫訳版をお持ちの方にもおすすめです。
A5サイズ 272ページ
★第1部と第2部の新訳になります
★マジックの解説はありません
もくじ
序文
第1部 マジックにおける芸術
第1章 マジックの本当の秘密
第2章 3つの芸術
第3章 調和
第4章 一貫性
第5章 正当性
第6章 驚きと繰り返し
第7章 推移現象
第8章 クライマックス
第9章 演出
第10章 リハーサル
第11章 演出のスピード
第12章 セリフ
第13章 個性と、舞台上での振る舞い
第14章 心構え
第15章 芸術の原理原則が持つ重要性
第2部 マジック論
第1章 用語
第2章 全体の分析
第3章 ミスディレクション
第4章 マジックの演じる方向性
第5章 人為的マジックに関する原理
第6章 心理的マジックに関する原理
第7章 物理的な構造を使った原理
第8章 光学を使った原理
第9章 音響を使った原理
第10章 電気を使った原理
第11章 化学および分子を使った原理
第12章 マジックを発明することについて
訳者解説
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